みきもり的、アメフト映画レビュー
2016.02.17 Wednesday
みなさん、映画って、どういうきっかけでご覧になりますか?
話題の映画はまあ、なんとなく興味が無くても話題作りで見に行ったりもしますよね。
「あれ見た?」「見た見た〜」って感じで。
でも時には、自分がよく見るスポーツを題材にした映画、なんてチョイスの仕方も良いかもしれません。
競馬好きなら『シービスケット』とか、メジャーリーグ好きなら『マネーボール』とかとか。
アメリカで人気No.1スポーツといえば、アメフトです。
日本では馴染みの無い方も多いかと思いますが、なぜあれほどまでアメリカでは人気があるのか?
ま、理由はいろいろあると思いますが、それは置いといて。
つい最近、GooglePlayで『ドラフトデイ』を見たんです。
アメフトの”ドラフト会議”を題材にした映画なんですよ。
それが酷すぎ……あわわ、ちょっとレビューでもしたくなって、じゃあついでにアメリカンフットボールを題材とした映画のレビューをちょこっとやろうっかな、ってとこですね。
酷いのばっかじゃあれなんで、良いのも混ぜてw
もしかしたらアメフトの試合も見てみようかな〜、なんて気持ちになってもらえたりもするかもしれませんw
◆『タイタンズを忘れない』(原題:Remember The Titans)
おすすめ度:★★★★★
アメフトの高校リーグが舞台で、田舎の無名校がドンドン勝ち進んでいく、まあ、よくある部活もののサクセスストーリーですね。
一応、実話をもとに作られてるので、マンガみたいなホントにあった話、ってことです。
なので、甲子園だとか、青春系スポーツ漫画なんかがお好きな人にはオススメです。
普通におもしろいです。
予備知識としては、アメリカはかなり地元意識が強く、アメフトも例外ではありません。
おらが村のチームを応援する熱気がすごいわけですね。
そのせいか、アメフトだとプロリーグのNFLなんかよりも大学リーグの方が人気は上だと言ってもいいぐらい。
大学リーグのスター選手の時点で、すでに金持ちだったりします。
だから高校の選手たちも大学リーグ入り目指して活躍したくて眼の色を変えるし、周囲は周囲で青田買いというか、おらが村のチームのスターたちをチヤホヤしたりで。
無名校でもそういう美味しい思いがあって、でもどうせ自分たちなんてここで終わりだから、みたいな悲哀もあったりして、なかなか味わい深い作りになってます。
駆け抜ける青春の眩さと危うさ、とでも言うんですかね。
◆『ルディ/涙のウイニング・ラン』(原題:Rudy)
おすすめ度:★★★★
こちらも実話をもとにしたお話です。
アメフトの名門校になんとしても入部したい主人公が、あの手この手を使って努力に努力を重ね、ついに憧れのフィールドに立つっていう感じです。
予備校生が艱難辛苦を乗り越え、ようやく名門の戸を叩く、って感じですかね。
正直、この結末を勝者と捉えるか、敗者と捉えるかは難しいところです。
でもそうしたところを考えさせられるの味わい深さがグッと来る、とても良いお話です。
青春時代を一つのことに捧げた若者の情熱が、とにかくカッコいい!!
結構好きです。
◆『幸せの隠れ場所』(原題:The Blind Side)
おすすめ度:★★★
こちらも実話をもとにしたお話です。
しかも、元になった人物は、未だにNFLで現役の選手ですw
本人は「こんなに貧困じゃないし、自分以外にもアメフト選手の支援をしてる家庭だし」ってことで反発してるみたいです。
でも、映画公開後にスーパーボウルを制覇したり、今年のスーパーボウルにも出場してたり、題材元のマイケル・オアーはマジ持ってますよ。
フォルススタート量産マシーンなところはありますがw
お話としては、そのマイケル・オアーよりも、サンドラ・ブロック演じるおばさんが主人公ですけどねw
歯に衣着せぬ対応で、ズバズバ踏み込んでいくあたりがなかなか粋でカッコいいですね。
優しさと愛情と情熱がもたらした勝利、とでも言うんでしょうか。
映画の中でもオアーはその家の子どもと仲良くなりますが、実際にまだ交流があって仲がいいらしいですよ。
いいお話だと思いますね。
◆『ドラフトデイ』(原題:DRAFT DAY)
おすすめ度:★
ケビン・コスナー主演の、2015年1月の作品です。
アメリカではすっごい盛り上がるアメフトのドラフト会議を題材にした映画です。
まー、アメフトのドラフトの何がすごいって、指名順をトレードすることができるんですよ。
なので、ほしい選手がいるチームは指名順をトレードアップするんですね、いろんな美味しいオプションを付けて。
くじで決めちゃう日本のプロ野球のドラフトとはかなり異なりますw
今年はどこのポジションを各チームが欲しがってるから、こことここのポジションは余るだろうからもうちょい下位指名でいいとか、じゃあ指名権を下のチームとトレードダウンして年俸を抑えつつ取れる選手増やそうとか。
そしてドラフト順は、そのシーズンの下位チームからなんです。
つまり、弱いチームほどいい若手選手を確保できる仕組みなわけですね。
だから強いチームはなんとかドラフト順を上げたくて、駆け引きが活発になるわけです。
映画の中でも語られますが、注目の若手選手を獲得できれば、ファンも喜んで入場者数アップやグッズ売上にも繋がりますからね。
NFLファンなら映画にも、そういう駆け引きの面白さだとか、裏舞台での緊迫したやり取りだとか、どういうスカウティングをもとにしてるのか、みたいなのを期待するんじゃないかと思うんですよね。
……あ、映画の中にそういう駆け引きが無いってこともないんですよ
あるにはあるんですけどね。
んで、そんな大事な一大イベントのドラフトを取り仕切るのが、各チームのゼネラル・マネージャー(GM)の役割なわけで、そのGMをケビン・コスナーが演じるわけですが。
なんつーか……その……。
コイツ、どうやってGMになれたんだ???
ってぐらいダメダメな主人公でwwww
ケビン・コスナーだから無駄に貫禄はあるんだけど、上映時間の半分以上、年下の恋人のケツ追っかけてるだけじゃねーか、なんだこれwwwww
大事な仕事の相談までしてるし、コイツいらないじゃん、恋人マジ有能ってことでしょ?www
それにあんなにつきまとって密室に連れ込んでたら、スタッフにバレてないわけないし!!!!!wwwアホすぎるwwwwwww
「仕事」も大事だし、「恋愛&家族愛」も大事だから、そこを天秤にかけるお話作りってのはアメリカらしーなーなんて思いつつも、なんでそんな要素盛り込まないといけないわけ?ってのも甚だ疑問で。
全体1位指名確実なクォーターバックを指名するかしないかで揉めるわけですが、そのQBが「人格的に問題があって、チームメイトから人望を得られない」ってことだったわけですが、GM、あんたも人望ゼロだろwwwどう見てもwwwwwっていう……。
特に、母親がもうすぐドラフトって時間にやってきて、父親の遺灰を遺言に従ってフィールドに撒くって下りも、「忙しいから明日にしろ!」ってブチ切れておきながら恋人と二人っきりでそのフィールドで語り合ってんじゃねーかおいwwwwwwwwwwww
そしたら遺灰を撒きに母親と、チームスタッフがゾロゾロと……。
父親は人望があったんだね〜、うんうん。
まあ、ダメな自分と偉大な父って対比なんでしょうけど、演出脚本が酷すぎるw
それによって主人公が「ごめんママ」って行くならまだわかるけども。
なんとなーく、登場するチームスタッフの面々を見てると、普通ならコイツが右腕的データオタクでいろいろ補佐するんじゃないかと思えるキャラがいるので、製作の途中で各所からいろいろ要望があってそれを取り入れていったらこんなになっちゃった、っていう大人の事情みたいなのを作品から伺い取れる気がします。はい。
露骨すぎる女性上げなセリフもあるので、まあなんか、いろいろあるんだよ思いますよw
あとはまあ、オチのところが「頭がイカれてるからこういう取引を持ちかけてる」ってことなんで、そこに繋げるためにはどーしよーもないGMってキャラ作りにしなくちゃいけないのはすっごいわかるんですが、無駄にケビン・コスナーが威厳があるんで、なーんかちがくね?ってなっちゃうんですよねww
特にケビン・コスナーといえば『フィールド・オブ・ドリームス』でしょ。
そのイメージもあるもんなぁ……。
作品を見る前に期待しちゃうベクトルが、かーんぜーんに違うよwwwww
これなら、もっと若くてチャラくて、マジ親の七光りしかねーよコイツ、ドラフトどーすんだ?みたいなタレント配役のがよかったんじゃないですかね?
マイケル・J・フォックス主演の『摩天楼はバラ色に』みたいなありえねーほどのサクセスストーリー的な作りなら爽快感もあるんですけど、なんかちょっとこれは……。
正直、アメフトのドラフトの舞台裏をお届けする、って内容には程遠い残念なデキだと思いますね。
『マネーボール』的な作りを期待してると、たぶんガッカリします。
ま、好みの問題も、多分にあると思いますけどねw
映像技術はすごい進歩してて綺麗ですし、カット割りも『24』的な感じなのかな?
マンガのコマ割りみたいな感じで、作りはとても良かったですね。
2ちゃんのNFL総合スレでは、この映画に関連して(?)クリーブランド・ブラウンズがよくいじられるので、まあ、ネタとして話題として見る分にはいいかな〜と。
レンタルか、GooglePlayあたりでw
映画館にまで行って1800円は払いたくないな〜w
話題の映画はまあ、なんとなく興味が無くても話題作りで見に行ったりもしますよね。
「あれ見た?」「見た見た〜」って感じで。
でも時には、自分がよく見るスポーツを題材にした映画、なんてチョイスの仕方も良いかもしれません。
競馬好きなら『シービスケット』とか、メジャーリーグ好きなら『マネーボール』とかとか。
アメリカで人気No.1スポーツといえば、アメフトです。
日本では馴染みの無い方も多いかと思いますが、なぜあれほどまでアメリカでは人気があるのか?
ま、理由はいろいろあると思いますが、それは置いといて。
つい最近、GooglePlayで『ドラフトデイ』を見たんです。
アメフトの”ドラフト会議”を題材にした映画なんですよ。
それが酷すぎ……あわわ、ちょっとレビューでもしたくなって、じゃあついでにアメリカンフットボールを題材とした映画のレビューをちょこっとやろうっかな、ってとこですね。
酷いのばっかじゃあれなんで、良いのも混ぜてw
もしかしたらアメフトの試合も見てみようかな〜、なんて気持ちになってもらえたりもするかもしれませんw
◆『タイタンズを忘れない』(原題:Remember The Titans)
おすすめ度:★★★★★
アメフトの高校リーグが舞台で、田舎の無名校がドンドン勝ち進んでいく、まあ、よくある部活もののサクセスストーリーですね。
一応、実話をもとに作られてるので、マンガみたいなホントにあった話、ってことです。
なので、甲子園だとか、青春系スポーツ漫画なんかがお好きな人にはオススメです。
普通におもしろいです。
予備知識としては、アメリカはかなり地元意識が強く、アメフトも例外ではありません。
おらが村のチームを応援する熱気がすごいわけですね。
そのせいか、アメフトだとプロリーグのNFLなんかよりも大学リーグの方が人気は上だと言ってもいいぐらい。
大学リーグのスター選手の時点で、すでに金持ちだったりします。
だから高校の選手たちも大学リーグ入り目指して活躍したくて眼の色を変えるし、周囲は周囲で青田買いというか、おらが村のチームのスターたちをチヤホヤしたりで。
無名校でもそういう美味しい思いがあって、でもどうせ自分たちなんてここで終わりだから、みたいな悲哀もあったりして、なかなか味わい深い作りになってます。
駆け抜ける青春の眩さと危うさ、とでも言うんですかね。
◆『ルディ/涙のウイニング・ラン』(原題:Rudy)
おすすめ度:★★★★
こちらも実話をもとにしたお話です。
アメフトの名門校になんとしても入部したい主人公が、あの手この手を使って努力に努力を重ね、ついに憧れのフィールドに立つっていう感じです。
予備校生が艱難辛苦を乗り越え、ようやく名門の戸を叩く、って感じですかね。
正直、この結末を勝者と捉えるか、敗者と捉えるかは難しいところです。
でもそうしたところを考えさせられるの味わい深さがグッと来る、とても良いお話です。
青春時代を一つのことに捧げた若者の情熱が、とにかくカッコいい!!
結構好きです。
◆『幸せの隠れ場所』(原題:The Blind Side)
おすすめ度:★★★
こちらも実話をもとにしたお話です。
しかも、元になった人物は、未だにNFLで現役の選手ですw
本人は「こんなに貧困じゃないし、自分以外にもアメフト選手の支援をしてる家庭だし」ってことで反発してるみたいです。
でも、映画公開後にスーパーボウルを制覇したり、今年のスーパーボウルにも出場してたり、題材元のマイケル・オアーはマジ持ってますよ。
フォルススタート量産マシーンなところはありますがw
お話としては、そのマイケル・オアーよりも、サンドラ・ブロック演じるおばさんが主人公ですけどねw
歯に衣着せぬ対応で、ズバズバ踏み込んでいくあたりがなかなか粋でカッコいいですね。
優しさと愛情と情熱がもたらした勝利、とでも言うんでしょうか。
映画の中でもオアーはその家の子どもと仲良くなりますが、実際にまだ交流があって仲がいいらしいですよ。
いいお話だと思いますね。
◆『ドラフトデイ』(原題:DRAFT DAY)
おすすめ度:★
ケビン・コスナー主演の、2015年1月の作品です。
アメリカではすっごい盛り上がるアメフトのドラフト会議を題材にした映画です。
まー、アメフトのドラフトの何がすごいって、指名順をトレードすることができるんですよ。
なので、ほしい選手がいるチームは指名順をトレードアップするんですね、いろんな美味しいオプションを付けて。
くじで決めちゃう日本のプロ野球のドラフトとはかなり異なりますw
今年はどこのポジションを各チームが欲しがってるから、こことここのポジションは余るだろうからもうちょい下位指名でいいとか、じゃあ指名権を下のチームとトレードダウンして年俸を抑えつつ取れる選手増やそうとか。
そしてドラフト順は、そのシーズンの下位チームからなんです。
つまり、弱いチームほどいい若手選手を確保できる仕組みなわけですね。
だから強いチームはなんとかドラフト順を上げたくて、駆け引きが活発になるわけです。
映画の中でも語られますが、注目の若手選手を獲得できれば、ファンも喜んで入場者数アップやグッズ売上にも繋がりますからね。
NFLファンなら映画にも、そういう駆け引きの面白さだとか、裏舞台での緊迫したやり取りだとか、どういうスカウティングをもとにしてるのか、みたいなのを期待するんじゃないかと思うんですよね。
……あ、映画の中にそういう駆け引きが無いってこともないんですよ
あるにはあるんですけどね。
んで、そんな大事な一大イベントのドラフトを取り仕切るのが、各チームのゼネラル・マネージャー(GM)の役割なわけで、そのGMをケビン・コスナーが演じるわけですが。
なんつーか……その……。
コイツ、どうやってGMになれたんだ???
ってぐらいダメダメな主人公でwwww
ケビン・コスナーだから無駄に貫禄はあるんだけど、上映時間の半分以上、年下の恋人のケツ追っかけてるだけじゃねーか、なんだこれwwwww
大事な仕事の相談までしてるし、コイツいらないじゃん、恋人マジ有能ってことでしょ?www
それにあんなにつきまとって密室に連れ込んでたら、スタッフにバレてないわけないし!!!!!wwwアホすぎるwwwwwww
「仕事」も大事だし、「恋愛&家族愛」も大事だから、そこを天秤にかけるお話作りってのはアメリカらしーなーなんて思いつつも、なんでそんな要素盛り込まないといけないわけ?ってのも甚だ疑問で。
全体1位指名確実なクォーターバックを指名するかしないかで揉めるわけですが、そのQBが「人格的に問題があって、チームメイトから人望を得られない」ってことだったわけですが、GM、あんたも人望ゼロだろwwwどう見てもwwwwwっていう……。
特に、母親がもうすぐドラフトって時間にやってきて、父親の遺灰を遺言に従ってフィールドに撒くって下りも、「忙しいから明日にしろ!」ってブチ切れておきながら恋人と二人っきりでそのフィールドで語り合ってんじゃねーかおいwwwwwwwwwwww
そしたら遺灰を撒きに母親と、チームスタッフがゾロゾロと……。
父親は人望があったんだね〜、うんうん。
まあ、ダメな自分と偉大な父って対比なんでしょうけど、演出脚本が酷すぎるw
それによって主人公が「ごめんママ」って行くならまだわかるけども。
なんとなーく、登場するチームスタッフの面々を見てると、普通ならコイツが右腕的データオタクでいろいろ補佐するんじゃないかと思えるキャラがいるので、製作の途中で各所からいろいろ要望があってそれを取り入れていったらこんなになっちゃった、っていう大人の事情みたいなのを作品から伺い取れる気がします。はい。
露骨すぎる女性上げなセリフもあるので、まあなんか、いろいろあるんだよ思いますよw
あとはまあ、オチのところが「頭がイカれてるからこういう取引を持ちかけてる」ってことなんで、そこに繋げるためにはどーしよーもないGMってキャラ作りにしなくちゃいけないのはすっごいわかるんですが、無駄にケビン・コスナーが威厳があるんで、なーんかちがくね?ってなっちゃうんですよねww
特にケビン・コスナーといえば『フィールド・オブ・ドリームス』でしょ。
そのイメージもあるもんなぁ……。
作品を見る前に期待しちゃうベクトルが、かーんぜーんに違うよwwwww
これなら、もっと若くてチャラくて、マジ親の七光りしかねーよコイツ、ドラフトどーすんだ?みたいなタレント配役のがよかったんじゃないですかね?
マイケル・J・フォックス主演の『摩天楼はバラ色に』みたいなありえねーほどのサクセスストーリー的な作りなら爽快感もあるんですけど、なんかちょっとこれは……。
正直、アメフトのドラフトの舞台裏をお届けする、って内容には程遠い残念なデキだと思いますね。
『マネーボール』的な作りを期待してると、たぶんガッカリします。
ま、好みの問題も、多分にあると思いますけどねw
映像技術はすごい進歩してて綺麗ですし、カット割りも『24』的な感じなのかな?
マンガのコマ割りみたいな感じで、作りはとても良かったですね。
2ちゃんのNFL総合スレでは、この映画に関連して(?)クリーブランド・ブラウンズがよくいじられるので、まあ、ネタとして話題として見る分にはいいかな〜と。
レンタルか、GooglePlayあたりでw
映画館にまで行って1800円は払いたくないな〜w